「日本100名城」「日本さくら名所100選」に選ばれた津山市のシンボルです。本能寺の変で戦死した森蘭丸の弟、森忠政が1616年に築城。明治政府の廃城令によりすべての建物が取り壊されたが、2005年に築城400年を記念して備中櫓が復元されました。高さ約45メートルの石垣とともに、新たな人気スポットとなっています。 また、県内有数の桜の名所としても知られ、約1000本の桜が咲き誇る様は圧巻。石垣の上から眺めるライトアップされた桜も見事です。
岡山県の北部に位置する津山市は古くから牛馬の流通の拠点であったことから、牛肉の食文化が根付いています。津山では、牛の心臓近くの血管部分を「ヨメナカセ」と呼びます。表面がコリコリした食感で、焼いたり、天ぷらなどにして日常的に食べられている料理です。 また、日本で一般的に「煮こごり」というと魚を使いますが、津山では牛肉を使用。古くから冬の寒い時期に食べられていました。牛のすじ肉をとろ火で煮込み、スープ状にしたものを冷やし固めます。コラーゲンたっぷり、ぷるぷるの食感で、お酒のおつまみとしてもよく合います。
日本の中国地方南東部に属する岡山県。津山市はその北部に位置します。 古代から物流の拠点だった津山地区は牛馬の流通も盛んで、飛鳥時代末期の705年には牛馬の仲買商人が集まり、牛馬の市場も開催されていたという記録も残っています。 日本は古代より肉食をしていましたが、仏教の伝来とともに肉食が嫌悪されるようになっていくという歴史があります。しかしその中でも、津山地域では「健康維持のために食べる」「薬のような役割として食べる」という、「養生(ようじょう)喰い」として、牛肉を口にしていました。 養生喰いは、もともと牛馬の仲買商人の間で行われており、それがやがて一般庶民に広まったようです。 このような歴史を背景に、津山地区では牛肉の食文化が今でも根付いています。 また、津山市は古くから和牛の繁殖農家が多く、全国のブランド和牛のもととなる子牛を育て、出荷してきました。子牛のほとんどが地域外に供給されていたことから、畜産農家の間で独自のブランド牛を作ろうという思いが高まり、2014年に飼育がスタート、2016年に「つやま和牛」ブランドとして初出荷しました。 つやま和牛の飼育には、栄養豊富な地元・津山産の小麦ふすまやおからを使用。 A5ランクのやわらかで強い旨味が特徴です。
そずり鍋「あばらやスジの細かな肉をそぎ落す」ことを津山の方言で「そずり」と言います。 骨そばの肉は柔らかく、醤油ベースの出し汁に豆腐・白菜・白ネギ等の地域の野菜を入れたもので、うま味がたっぷりと凝縮された人気メニューです。牛肉のさまざまな部位を使用するため、異なる食感を楽しめます。
日本さくらの名所100選の「津山城(鶴山公園)」、市内2 つの重伝建地区「城東、城西」、大名庭園など、豊富な 歴史的資源をじっくり堪能いただけます。
寺町めぐり お坊さんガイドツアー(座禅・写経・抹茶コース)などでの 伝統文化体験や、牧場生活、収穫体験や農家民泊等 の各種農業体験アクティビティも楽しんでいただけます。
伝統の作州絣(さくしゅうかすり)織り体験を楽しんでいただけます。
現役日本 最大の鉄道扇形機関車庫「津山まなびの鉄道館」や 「モビルスーツ」等、多くの来訪客を魅了するバラエティ に富んだ観光施設があります。