会津地方は東北屈指の日本酒の産地です。会津盆地を取り巻く気候風土 がおいしい日本酒を育み、江戸時代に会津藩の城下町として栄えた歴史から、 多くの酒蔵が存在します。 こういった背景から各酒蔵では醸造技術を磨き続け、「全国新酒鑑評会」では何 度も金賞を受賞。この地域では、非常に知名度が高い酒蔵や銘柄が揃っていま す。
秩父に自生する天然のカエデからメープルシロップを作って提供しています。秩父は、カエデの種類のほとんどが自生しているという、日本でも珍しい地域です。 山にカエデを植樹し、樹液を採取して作る 「秩父産メープルシロップ」は大人気商品 です。 日本で初のメープルシロップを製造する小屋であるシュガーハウス「メープルベース」を作りました。メープルベースは、秩父の豊かな森の恵みを五感で感じることができるメープルブランドの発信拠点です。 山の持ち主たちやNPOと連携をして、スギやヒノキの「伐る林業」とカエデの樹液の「伐らない林業」の複合化を目指し、未来につながる森づくりをしています。メープルベースに併設するカフェでは自家製のメープルとパンケーキを味わうことができます。
1753年に創業した老舗の酒蔵。築200年を超える店舗は国指定の有形文化財となっており、一見の価値があります。ここで使われる水は近くの山に降った雨水が地中に深くに浸み込み、長い期間をかけて自然にろ過され伏流水として秩父市内に湧き出した水です。店内では、容器持参で名水の持ち帰りができます。また、常時複数の日本酒の試飲ができ、清酒の種類も多く、他にも甘酒、リキュールも取り扱っています。
秩父を酒どころとして一躍有名にしたのがベンチャーウイスキーの「イチローズモルト」です。国内外で高く評価されており、人気のあまり手に入りにくい時期もありましたが、最近は秩父地域の酒販売店なら購入しやすくなっています。 WWA(ワールド・ウイスキー・アワード)を7年連続で受賞している、通に人気のウイスキーです。 秩父の中心地には「ハイランダーイン秩父」をはじめ、イチローズモルトを味わえるバーがたくさんあります。夜の街ブラもたのしむことができます。
秩父には、地元のお酒での乾杯を推奨する「乾杯条例」なるものが制定され ています。秩父で造られる日本酒、焼酎、ワイ ン、ウイスキー、そしてビールなど、その種類 の多さは他に類を見ないほど。秩父連山から 運ばれる美味しい水を使った秩父蒸溜所の ウイスキーは、世界的なウイスキーの大会で 毎年受賞する栄誉に浴しています。
繊細でまろやかなうまみを醸 し出す日本酒。
海外からの評価も高い、大井川流域 の酒米と南アルプスからの伏流水で仕込んだ地酒を堪 能してはいかがでしょうか。