美山では鶏を飼う家が多かったことから、古くから祭事など、人が集まる機会に「かしわ(地鶏)のすき焼き」が食されてきました。春は竹の子やうど、秋は松茸と九条ねぎや水菜など、森の京都で育った季節野菜と地鶏をたっぷり使って煮込みます。今では鶏を飼う家庭はほとんどなくなくなりましたが、客人を迎える「おもてなしの料理」として親しまれています。