お椀をふせたようなシルエットが特徴的な「大室山」。山頂へは爽快な空中散歩が楽しめるリフトで向かいます。およそ1kmの噴火口を散策するお鉢めぐりでは富士山、伊豆七島、相模灘などの素晴らしい眺望が楽しめます。晴れた日には富士山を背景に記念撮影できるスポットは人気!火口には安産と縁結びの神様が祀られた「大室山浅間神社」やアーチェリーを楽しむ施設があります。毎年2月の第2日曜日には山全体を燃やしてしまう伝統行事「山焼き」が開催されて多くの観光客で賑わいます。
「大淵笹場」は富士山南麓、静岡県富士市の大淵地区にある茶園です。この場所は森に囲まれ、近隣の住宅や電柱などの人工物から切り離されています。昔ながらの景観が保持され、その風景写真は静岡県知事室や富士山静岡空港、JR東海の静岡県の告知など多くの場に使用されている、まさに日本を代表とする富士山と茶園の景勝地です。日本を代表する版画絵師・葛飾北斎が描いた富嶽三十六景の一つ「駿州片倉茶園ノ不二」という絵にもあるように、富士山の南麓は江戸時代より茶栽培の盛んな地域です。葛飾北斎は惜しくも笹場にはたどり着かなかったのですが、当時とほぼ変わらない景色がここにあります。
富士宮市の富士山本宮浅間大社では、古くから継承された祭礼が多く存在します。天正5年の「富士大宮御神事帳」には65度に及び祭礼が載っており、主なものは今に継承されています。御田植祭は大社神田の御田植を行うにあたり、富士山からほとばしる湧水への感謝と五穀豊穣を祈る祭りであり、古式ゆかしい御田植神事と早乙女による田植舞が奉納されています。
伊豆市の天城山系は年間雨量が3,000㎜~4,000㎜で、日本有数の多雨地帯です。この豊富な雨は、湧水となって伊豆の水わさびを育てています。本地域の畳石式のわさび田の美しい景観や、豊かな生態系、巧みな栽培技術は、「静岡水わさびの伝統栽培」として世界農業遺産に認定されています。水わさびの栽培面積は、本地域が日本一で、水わさび栽培の歴史は250年以上ともいわれています。見学する際はルールを遵守して見学してください。
五感で癒される湧水の里いのかしらは、霊峰富士と1000haもの森林がもたらす豊富な湧水群に恵まれ、全国トップクラスの品質を誇る養鱒等、特色ある産業の源となっています。これらの豊かな自然や豊富な食材等、恵まれた環境を活かし、これまで外国人訪日客の受け入れや、空き家を活用した定住者の受入れを積極的に行ってきました。地域のブランド化としてブランドスローガン「五感deヒーリングいのかしら」を掲げ、富士山を借景とした農村暮らし風景、湧水群やおもてなし料理のPRに力を入れています。
ゆるやかな傾斜の丘陵地に広がる大茶園(70ha)は、福岡を代表するブランド茶・八女茶の一大生産地。103haの山林を開発して作られた茶畑で、八女市を象徴するスポット。頂上に設けられた展望所から見る景色は、まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさ。 茶摘みが行われるのは4月~5月中旬だが、茶畑の景観を楽しむには8月~3月頃がおすすめ。展望所のカフェ「Green Monster」で八女茶や八女茶ソフトクリームを楽しみながら茶畑を眺めることもできます。
日向の神々がその美しさに惹かれてやって来たという伝説が残る日向神峡には、日本一大きなハート型の岩があります。「幸せの鐘」を鳴らせば、恋愛が成就するかも?
樹齢600年を超え、国の天然記念物に指定されている黒木の大藤。 大藤のある素盞嗚(すさのお)神社には、約3,000平方メートルもの広大な藤棚が広がっており、毎年4月中旬ごろに開花し、1メートルを超える紫色の花房を垂下させます。
立花町の山あいにある古民家「白城の里 旧大内邸」は明治から昭和の初期にかけて、日中友好親善につとめた政治家・大内暢三の生家。一時は廃屋寸前の状態になったが、地元住民を中心した旧大内邸保存会が保存活動に取り組み、現在の姿に修復。今では、八女市指定文化財に指定され、この地域の文化を継承し、人々が交流する拠点となっている。
八女茶の歴史や製造工程を学べる資料館。八女茶を使った食事やデザートが楽しめるほか、石臼抹茶碾きや、手もみ緑茶づくりなどお茶に関する体験ができる。絶品の八女伝統本玉露を堪能できる「しずく茶」もぜひ味わって。