阿蘇の高菜は、寒冷な気候と火山灰の大地が育む伝統野菜で、機械ではなく手で折る「高菜折り」で収穫するのが特徴です。この阿蘇高菜を、塩と赤唐辛子等で漬物にしたのが「阿蘇たかな漬」です。青々とした新漬も人気ですが、半年かけて乳酸発酵させた古漬けを細かく刻んで油で炒め、ご飯に混ぜたのが「高菜飯」で、家庭や地元飲食店で広く親しまれています。
阿蘇の草原で放牧され牧草を食べて育ったヘルシーな赤身肉が自慢のあか牛を中心に、地元の里芋などの旬の野菜や、豊かな湧水で仕込んだ豆腐・厚揚げなどを、囲炉裏端で炭火で焼いて食します。食事の締めは、高菜飯と赤ど漬けなどの伝統の漬物、そして、地元の野菜がたっぷりと入った「だご汁」と言われる汁物で、阿蘇の農家の暮らしと食の恵みを満喫することができます。
阿蘇市の内牧温泉街で、連日行列ができる人気食堂「いまきん食堂」。そこの大人気のメニューが「あか牛丼」です。あか牛のもも肉を甘辛しょう油ベースのタレで焼き上げ丼いっぱいに並べて、中央には温泉卵が盛り付けられています。卵と絡めたり、これまた人気の特製あか牛肉味噌やワサビで自分好みの味をつくりながらいただきます。
■中岳火口 一般に阿蘇山といえば中岳火口見物を指すぐらい有名で、地鳴り鳴動とともに激しく噴煙を噴き上げる様子は、自然の力強い息吹を感じさせます。溶岩の岩肌がむき出しになり、火口壁のしま模様がきれいです。 ■草千里 美しい草原のシンボル 草千里烏帽子岳の側火山として活動した千里ヶ浜火山の火口跡。中岳火口南の砂千里に対し草の緑の美しいこの火口を草千里または草千里ヶ浜といいます。 ■米塚 約3300年前の噴火で形成されたと言われる高さ約80mのおわんを逆さまにしたような美しい形の丘で、美しい草原景観が広がります。
阿蘇五岳(火口見学)と並んで人気の阿蘇の絶景スポット。 明治の文豪、徳富蘇峰が名付親。その形が涅槃像に例えられる「阿蘇五岳」展望の最高のポイントで、田園地帯の広がる阿蘇谷、カルデラ東壁から西壁までの大パノラマを一望できる。 ここから阿蘇五岳を眺めるとお釈迦様の寝姿に見えることから「涅槃像」と呼ばれており、初夏、秋から冬は雲海スポットとしても有名。 人気のドライブルート「ミルクロード」沿いにあるということもあり、ライダーの方、ドライブの方の休憩所としても人気。眼前に広がる草原景観、カルデラの中で生活している阿蘇特有の生活文化を感じることができる。
阿蘇開拓の祖神・建磐龍命(たけいわたつのみこと)をはじめ十二神を祀る阿蘇神社。この一帯は昔から豊かな湧水に恵まれた土地柄で、地元の人々は“神様の恵み”と大切にしてきました。この水は現在、水基(みずき)と呼ばれる水汲み場で道行く人に振る舞われています。また、門前町では湧水を使った料理やスイーツが揃うので、あれこれ食べ歩きするのがおすすめです。
専門のガイドの案内のもと、特別な許可を得て普段は立ち入れない草原を、電動アシスト付きマウンテンバイクでサイクリングするアクティビティです。阿蘇駅から阿蘇山上を目指す標高差約900mのスラロームライドや、内牧温泉から北外輪山の扇谷を登る通称「蛇の道ライド」など、体力やスケジュールに応じて様々な阿蘇の魅力をじっくりと体感できます。
北外輪山なかに広がる東京ドーム55個分もの広大な草原のなかを、自ら馬を操りながら、道なきを道を進む本格的な乗馬アクティビティです。乗馬時間は最短30分〜数時間まで、経験やスケジュールに応じてコースを選ぶことができ、インストラクターの丁寧な指導で、初心者でも安心して阿蘇の草原の絶景を楽しむことができます。
阿蘇外輪山からのパラグライダー2人乗り操縦体験では、日常の生活をしていたら決して見ることの出来ない、鳥の目線から雄大な阿蘇の絶景を眺め、空の声を聞くことが出来ます。100%感動の非日常体験をサポートするのは専門のライセンスを持ったインストラクター。経験豊富なインストラクターと一緒に飛ぶので、初心者の方でも安心して空の散歩を楽しめます。
音戸のスペシャルティは牡蠣です。音戸の清浄海域は牡蠣の養殖に大変適していて、音戸の牡蠣のむき身生産量は日本一を続けています。「牡蠣飯」は大振りの牡蠣と野菜の炊き込みご飯で、牡蠣生産者のまかない飯だったのが今では伝統の郷土料理となっています。