ゆるやかな傾斜の丘陵地に広がる大茶園(70ha)は、福岡を代表するブランド茶・八女茶の一大生産地。103haの山林を開発して作られた茶畑で、八女市を象徴するスポット。頂上に設けられた展望所から見る景色は、まるで緑のじゅうたんを敷き詰めたような美しさ。 茶摘みが行われるのは4月~5月中旬だが、茶畑の景観を楽しむには8月~3月頃がおすすめ。展望所のカフェ「Green Monster」で八女茶や八女茶ソフトクリームを楽しみながら茶畑を眺めることもできます。
奥八女の森の中で栽培から製茶、販売まで一貫して行う角田製茶。このプログラムでは、五感をフルに活用しながら奥八女茶について学ぶことができます。はじめに動画を見ながら茶葉の加工工程を学びます。その後個性豊かな7種類のシングルオリジンティーのテイスティングと自分好みのオリジナルブレンド緑茶づくりを行います。緑茶は通常味を安定させ、品質を保つため、ブレンドして販売されていますが、シングルオリジンティーは単一農園、単一品種で作られたその土地の味(テロワール)を感じることができます。幅広い香り、風味、味の違いをお楽しみください。
全国茶品評会の玉露の部で23年連続でその年最も優秀な茶を生産した市町村に送られる産地賞を受賞。また厳格な栽培基準を遵守した「八女伝統本玉露」は農林水産省の地理的保護制度(GI)を日本茶として初めて受けるなど、品質が高く評価されている。
日向の神々がその美しさに惹かれてやって来たという伝説が残る日向神峡には、日本一大きなハート型の岩があります。「幸せの鐘」を鳴らせば、恋愛が成就するかも?
里山の食文化を気軽に楽しみ、体験できる半日プログラム。春はたけのこ、夏はトマトやゴーヤ、秋から冬は里芋やみかん、キウイ、いちごと、四季折々の実りをで味わっていただく「里山ランチ」、そして奥八女を代表するおもてなし料理ともいえる「手作りこんにゃく」を失われつつある昔ながらの製法で行うこんにゃく作り体験を通し、奥八女の豊かさに触れる行程となっている。
小麦粉を水で練り、手でちぎって団子状にして入れた味噌や醤油仕立ての汁で、人参・大根・里芋・椎茸など季節の野菜を中心に家庭や店舗によって具材が異なる。「だご」は熊本の言葉で「だんご」を指すが、九州全域で「だご汁」または「だんご汁」として親しまれている。
樹齢600年を超え、国の天然記念物に指定されている黒木の大藤。 大藤のある素盞嗚(すさのお)神社には、約3,000平方メートルもの広大な藤棚が広がっており、毎年4月中旬ごろに開花し、1メートルを超える紫色の花房を垂下させます。
「甘くて大きい」人気ブランドのあまおうをはじめ多品種のいちごを食べることができます。多段式高設栽培のため小さなお子様でも楽しむことができます。また通路にはシートが張られているため、車いすの乗り入れができ、履物が汚れる心配も無用。毎年1月~5月上旬まで開園。
現代において、こんにゃくはスーパーで安価に買うことのできる身近な食材だが、かつて八女市の立花地域など山間部の家庭では、こんにゃく芋から手作りすることが慣習的に行われており、茹でてすり潰したこんにゃく芋に木灰からとった灰汁を混ぜて加熱凝固させる昔ながらの製法を継承していた。現在木灰の使用はないものの、地元のお母さんに手ほどきを受けながら安全な素材を使用したこんにゃくづくり体験を販売している。
立花町の山あいにある古民家「白城の里 旧大内邸」は明治から昭和の初期にかけて、日中友好親善につとめた政治家・大内暢三の生家。一時は廃屋寸前の状態になったが、地元住民を中心した旧大内邸保存会が保存活動に取り組み、現在の姿に修復。今では、八女市指定文化財に指定され、この地域の文化を継承し、人々が交流する拠点となっている。