そば王国長野の中でも白馬地域は穂高の山々から滴る清流と日中との寒暖差が大きく冷涼な気候がそばの生育に適していることから、主要な産地の一つとなっています。白馬地域のそば処や宿泊施設では、そば打ち体験を行っており、初めての方でも気軽に体験ができ、打ち上がったそばをその場で食べることができます。家族連れや学生にも人気の体験です。
標高が高く、日中との寒暖差が大きい白馬村では雲海が発生する確率が高く、白馬村倉下地区にあるどんぐりパノラマ展望台や野平地区など雲海スポットがいくつかあります。北尾根高原モルゲンロートではリフトに乗ってご来光を見に行くツアーもあり、運が良いと雲海の中に浮かぶ日の出に出会うことができます。真っ赤に燃える太陽が映り込みほのかに赤く色づく雲海は絶景そのものです。
「三段紅葉」とは「山頂の雪」と「山の中腹の紅葉」、そして「麓の木の緑」が一度に楽しめる光景のことを言い、白馬岩岳の名物となっています。「HAKUBA MOUNTAIN HARBOR」は、日本国内では数か所でしか見ることができないこの「三段紅葉」の絶景を見ることができるテラスで、白馬の山々を一望できるスポットです。紅葉の見頃は10月中旬から下旬の間。三つの色が織りなす美しいコントラストをご堪能ください。
長崎県島原市内には60カ所以もの湧水があり、「水の都」とも呼ばれています。「鯉の泳ぐまち」は湧水からなる市内の水路に錦鯉を放流し、地域住民の方々によって美しくたもたれています。紅白、三色、黄金等の様々な錦鯉が昔の城下町の面影を残す美しい水路の中で泳ぐさまはとても情緒があります。
温泉郷である島原半島には、日本一熱い源泉温度を利用した「温泉蒸し料理」があります。高温の温泉蒸気を利用し地元産の野菜 や海産物をヘルシーに調理する、地域に親しまれた方法です。小浜温泉街にある「蒸し釜」はおよそ105℃で湧き上がるという高温の源泉を利用しており、蒸しカゴに入れた食材を釜の中に入れしばらく待つと熱々の蒸し料理が出来上がります。この地域一帯には蒸し料理を専門とする店舗がたくさんあり、様々な蒸し料理をお楽しみいただけます。
「かんざらし」は、古くから島原市一帯で作られてきた伝統のスイーツ。かつて島原庶民が米粉にして食べていたくず米を腐らせないため、団子にして湧水のなかで保存し食すという生活の知恵だったものが、やがて、米粉(白玉粉)の団子と蜜で冷たい菓子を作り、夏の来客に振る舞うように変わったものが「かんざらし」の発祥といわれています。団子にかけられている蜜のレシピは家々やお店ごとに異なっており、様々な味を楽しむ事ができるのも魅力の一つです。
湧水に白玉をさらして作る伝統のスイーツ「かんざらし」。島原市内ではこのかんざらしづくりの体験ができます。「かんざらし粉」とも呼ばれる白玉粉をこね、丸い団子状にしてから茹でた後、流水にさらして仕上げます。流水にさらしたかんざらしはまろやかな食感で、甘い蜜によく合います。思い思いの「かんざらし」をつくってみてください。
一説では、島原・天草一揆後、小豆島からの移民が作り方を伝えたとも言われる特産品「手延べそうめん」。そうめんを細く伸ばしていく「大引き体験」は、「さばき」という大引き(大きな箸)を入れながら、麺の長さが2mくらいになるまでに引き延ばす工程を体験できます。引き延ばした直後の作りたての「生」の素麺は食感もモチモチで現地でしか食べることが出来ない味です。
雲仙市南串山町は丘陵池で低地が乏しかったため、丘陵に沿った形で畑を作る「棚畑」が広がる独特の景色が広がっています。「棚畑展望台」ではこの整然とした棚畑約800枚が一望できるフォトスポットとしても有名です。長崎県だんだん畑10選に選ばれたこの棚畑では日本で有数の生産量を誇るじゃがいもが栽培されています。
瀬戸内の気候は温暖で日照時間が長く、柑橘の栽培に適していたため、海風が吹き陽光降り注ぐ斜面全体を使った柑橘類の栽培が盛んになりました。尾道市で栽培される柑橘類の種類は、レモン、温州みかん、はっさく、夏みかん、ネーブル、あんせいかん、デコポン、清見など多種に渡ります。 尾道市瀬戸田町にある通称「レモン谷」では日のあたる斜面に植えられたレモンの木があり、初夏に咲く花とそして冬から春にかけて稔る黄色いレモンの実を見ることができます。