お茶はおもてなしの席はもちろんですが、日本人の日常生活に根付いています。緑色の見た目や香りは気持を和らげ、食事の味を引き立てる役割もあります。 日本一のお茶どころとして知られる静岡県。お茶づくりに適した気候風土や高い生産技術などにより、全国の茶園面積の約40%を占めています。
十和田地方の家庭で愛されている「バラ焼き」を紹介します。 バラ焼きとは、牛のバラ肉(あばら骨周辺の肉)と大量の玉ねぎなどを鉄板の上で焼き、しょうゆベースの甘辛いタレで味付けしたものです。韓国料理のプルコギをヒントに味付けをして考え出されたようです。現在は家庭だけでなく、市内の多くの飲食店で提供されています。
青森県は、日本で一番ニンニクの生産量が多い県で知られ、国内出荷量の約7割を占めます。(2020年度)そして十和田市は県内で最もニンニク生産が盛んな地域です。十和田市で育つニンニクは大玉で色は白く、強いうまみを持っています。
愛媛県は瀬戸内海と宇和海に約200の島々 を有します。柑橘類の 生産地として有名です。 中でも八幡浜(やわたはま)市は海岸線近くから急傾斜地に積み上げられた石垣があり、この段々畑で行われているみかん栽培が有名です。空や海、石段からの太陽の反射をたっぷりと浴 び、色も甘みも高品質な温州みかんが育ちます。
「じゃこ天」は、八幡浜の特産品です。地魚のすり身を油で揚げた練り製品で、軽く火であぶると香ばしさが口いっぱいに広がります。 じゃこ天はこのエリアで愛される「八幡浜ちゃんぽん」の具材にもなっています。
十日町を代表する郷土料理は「へぎそば」です。つるつるとした喉越しと、しっかりした歯ごたえがあります。日本各地にはさまざまなそばが存在しますが、へぎそばの最大の特徴は、作る工程で生地を伸ばす際、つなぎに「布海苔(ふのり)」という海藻を使用する点です。そばを茹で、器に盛る際は、手を振りながら茹で上がったそばを束ねて盛り付けていきます。
雪国は長い冬に備えるため、一年中、冬を意識して生活します。雪解けととも に春に採れる山菜を春に保存し、夏に採れる野菜は夏に保存、秋はきのこを保 存……というように。保存方法は塩漬けにしたり、乾燥させたりして貯蔵しま す。そして冬が訪れると、貯蔵していたものを煮たり、炒めたり、汁物にする などして利用します。
雪国・十日町の郷土料理は、地酒との相性も抜群です。 十日町の酒蔵は規模が小さいため、地元以外にはほとんど流通しません。 ここでしか味わえない食と酒を、ぜひ十日町で堪能してください。
古くから伝わる郷土料理「しもつかれ」は、正月に食べた塩引きの鮭の頭や、節分に使った大豆などの残り物を集めて作ったサスティナブルな料理です。 しもつかれは、もともと祭礼の日の料理であり、普段の日は作りませんでした。 しかし栄養価も高いため、現代では日常でも口にする家庭料理となっています。
大田原市はとうがらしの一大産地で、生産量は日本一。「栃木三鷹(とちぎさんたか)とうがらし」ブランドとして、市の特産品に認定されています。 市内の飲食店では、栃木三鷹とうがらしを使用した「さんたからあげ」を提供する店も多く、このとうがらしの辛味とうまみをいかした店独自の味付けで、来店客の舌を楽しませています。