牛肉
津山市
岡山
日本の中国地方南東部に属する岡山県。津山市はその北部に位置します。
古代から物流の拠点だった津山地区は牛馬の流通も盛んで、飛鳥時代末期の705年には牛馬の仲買商人が集まり、牛馬の市場も開催されていたという記録も残っています。
日本は古代より肉食をしていましたが、仏教の伝来とともに肉食が嫌悪されるようになっていくという歴史があります。しかしその中でも、津山地域では「健康維持のために食べる」「薬のような役割として食べる」という、「養生(ようじょう)喰い」として、牛肉を口にしていました。
養生喰いは、もともと牛馬の仲買商人の間で行われており、それがやがて一般庶民に広まったようです。
このような歴史を背景に、津山地区では牛肉の食文化が今でも根付いています。
また、津山市は古くから和牛の繁殖農家が多く、全国のブランド和牛のもととなる子牛を育て、出荷してきました。子牛のほとんどが地域外に供給されていたことから、畜産農家の間で独自のブランド牛を作ろうという思いが高まり、2014年に飼育がスタート、2016年に「つやま和牛」ブランドとして初出荷しました。
つやま和牛の飼育には、栄養豊富な地元・津山産の小麦ふすまやおからを使用。
A5ランクのやわらかで強い旨味が特徴です。