干し肉、煮こごり、ヨメナカセ
ポイント
岡山県の北部に位置する津山市は古くから牛馬の流通の拠点であったことから、牛肉の食文化が根付いています。津山では、牛の心臓近くの血管部分を「ヨメナカセ」と呼びます。表面がコリコリした食感で、焼いたり、天ぷらなどにして日常的に食べられている料理です。
また、日本で一般的に「煮こごり」というと魚を使いますが、津山では牛肉を使用。古くから冬の寒い時期に食べられていました。牛のすじ肉をとろ火で煮込み、スープ状にしたものを冷やし固めます。コラーゲンたっぷり、ぷるぷるの食感で、お酒のおつまみとしてもよく合います。