大淵笹場の茶園
ポイント
「大淵笹場」は富士山南麓、静岡県富士市の大淵地区にある茶園です。この場所は森に囲まれ、近隣の住宅や電柱などの人工物から切り離されています。昔ながらの景観が保持され、その風景写真は静岡県知事室や富士山静岡空港、JR東海の静岡県の告知など多くの場に使用されている、まさに日本を代表とする富士山と茶園の景勝地です。日本を代表する版画絵師・葛飾北斎が描いた富嶽三十六景の一つ「駿州片倉茶園ノ不二」という絵にもあるように、富士山の南麓は江戸時代より茶栽培の盛んな地域です。葛飾北斎は惜しくも笹場にはたどり着かなかったのですが、当時とほぼ変わらない景色がここにあります。