にし阿波の山間の急峻な傾斜畑では、多様 な雑穀が栽培されています。「そば米雑炊」 は、かつて戦に敗れ都(京都)から逃げ延び た武者が、日本人の主食である米のとれな かったこの地において都を偲び、そばの実を 米に見立てて作ったといわれる独特の郷土 食です。
在来のじゃがいも、こんにゃく、岩のように固い豆腐を串 に刺して囲炉裏で焼く「でこまわし」や野山で獲れた「ジ ビエ」など。趣のある伝統的な古民家で囲炉裏を囲み、 集落の人たちと談笑しながら食べる郷土料理に心と体 が満たされます。
落合集落や猿飼集落、西庄集落など、独特の山村景観は、東洋文化研究家アレックス・ カー氏曰く、まさに「桃源郷のような別世界」です。
山間集落の自然と共生する住民と交流し、「生活文化」 や「食文化」を体感する農家民宿や古民家での滞在、 霊峰・剣山でのトレッキング、吉野川水系でのラフティン グ等のリバースポーツが体験できます。
観光遊覧船など、豊かな「山の 恵み」と「川の恵み」を体験できるのが、にし阿波の魅力 です。
山の中腹に広が る傾斜畑や古民家、石垣等が織りなす高低差400mにも及びます。