英国王室の利用から(明治14年)始まったとされる保津川下りは、川とともに暮らしてきた歴史・文化を船頭のユーモアあふれる話を聞きながら楽しく学ぶことができます。
約220年前(江戸時代)〜 150年前(明治時代)に建てられた茅葺き屋根の家屋が現存していることで名高い美山町。 第24回UNWTO(国連世界観光機関)総会において、「ベスト・ツーリズム・ビレッジ」に選定されました。のどかな田園風景とかやぶき屋根がマッチして、心がなごむ光景となっている。
酒呑童子の伝説が残る地、大江山では、秋から冬にかけて美しい雲海を見ることができます。大江山の麓、由良川流域は日中との寒暖差が大きいため、霧が発生しやすいといわれており、山々の間に溜まった霧が雲の海に見えることから「雲海」と呼ばれています。雲海が見られるのは、11月~12月にかけての早朝。大江山の8合目にある鬼嶽稲荷神社はこの雲海の絶景を見ることができる有名なスポットです。
「芦生原生林(あしうげんせいりん)」は京都府と福井県・滋賀県に接した由良川の源流部で、「美山かやぶきの里」として知られる京都府南丹市美山町にある4179.7ヘクタールに渡る広大な原生林です。「芦生の森」とも呼ばれる一帯は「京都丹波高原国定公園」として指定を受けており、入林時の人数などの制限があります。ブナの原生林や日本の原風景を見ることができる関西では数少ない貴重な原生林です。
農業体験など海・里・山の魅力が満喫できる体験も充実しています。
「日本で最も美しい村」として認 定されている「伊根の舟屋群」
てまり寿司は、京寿司ともいわれ舞妓さんが口紅などにつかないように一口サイズにむすんで食べやすく上品にしあげたものです。そんなてまり寿司づくりが伝統的な武家屋敷を利用した「へき亭」で体験することができます。
煎茶の祖と呼ばれる隠元禅師が開い た萬福寺には、日本では珍しい中国様伽 藍建築が見られます。一面に広がる茶畑、山裾の農家、茶工場 や茶問屋街が一体となった景観は、宇治 独特の気候風土により生み出され、宇治茶 の歴史を織りなしてきました。宇治の景観 は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」と して文化的歴史的価値が伝えらえています。
鯖のおぼろを散らす「丹後ばらずし」は、祭り などハレの日に振舞われます。「まつぶた」と 呼ばれる浅い木箱に寿司を敷きつめ、木べら で切り分け、親戚や家族で食べる独特のスタ イルの郷土料理です。
鯖や鰺を糠漬けにした郷土料理の「へしこ」が、昔から 保存食として食されてきました。