島全体が黄金山神社の神域とされ、神の使いとして多 数の鹿が生息している「金華山」。多くの猫が暮らし、猫の島と称される「田代島」があります。
「ほや雑煮」は石巻地域の伝統的な家庭料理。干したほやでだしを取り、地元 でとれた海産物や野菜を入れた雑煮です。 最近では家庭だけではなく、店でも 食べられるようになりました。 ※「雑煮」とは、日本の各地域の食材やその地 に伝わる調理法により作られた祝いの料理で、 多くはお正月に各家庭で作られ ています。
金華山(きんかさん)周辺でとれる「金華サバ」は高級ブランド魚です。 「金華サバ」の旬は秋から冬。脂の甘みが強く、後味はうまみだけが口に残ります。 サバは通常は餌となるプランクトンを求めて回遊しますが、金華山沖はプランクトンが豊富で、サバは回遊せずに金華山沖に根付き、栄養を蓄えて育ちます。
GI登録されている「河北せり」は、300年の歴史があり、 シャキシャキの食感で雑煮や牡蠣を入れた冬の名物 「石巻せり鍋」として堪能することが出来ます。
全国一の漁獲量を誇るあなごは、大きさと脂のりが格別で、 良質な「ササニシキ」を使用した寿司や丼が人気です。
特産品のひとつである「ほや」は、「海のパイ ナップル」と呼ばれるほどゴツゴツとした見た目の珍味。北海道や三陸沿岸地 域のみで水揚げされ、主に刺し身や酢の物として食べられています。 ほやの旬は、春から夏です。 石巻地域は世界三大漁場に位置し、豊富な水産資源に恵まれた地です。
三陸復興国立公園の自然豊かな「みちのく潮風トレイル」や「宮城オルレ」でのトレッキング、レンタサイクル (スポーツバイク、Eバイク)などを楽しむことが出来ます。
東日本大震災最大の被災地域である当地区には、「石巻南浜津波復興祈念公園」が整備され、追悼と鎮魂の場、震災の記憶と教訓を後世に伝える拠点として多くの人が訪れています。
力強く復興し、活気が戻りつつある浜では、漁業体験を通じ、浜で生きる人たちと交流することが出来ます。