会津若松の郷土料理「こづゆ」は、もともと会津藩の藩主が食べていた武家料理。干したほたての 貝柱でダシを取り、にんじんやしいたけ、きくらげ、わらび、里芋などの食材 を煮て、しょうゆベースの薄味で整えます。 会津地方では会津塗という伝統的な漆器があり、浅く作られた朱塗りの手塩皿に盛り付けます。今でも結婚式などのお祝いやおもてなしの席で出されています。
会津地方は東北屈指の日本酒の産地です。会津盆地を取り巻く気候風土 がおいしい日本酒を育み、江戸時代に会津藩の城下町として栄えた歴史から、 多くの酒蔵が存在します。 こういった背景から各酒蔵では醸造技術を磨き続け、「全国新酒鑑評会」では何 度も金賞を受賞。この地域では、非常に知名度が高い酒蔵や銘柄が揃っていま す。
これは会津若松市の名物のひとつである「田楽」です。 こんにゃくや豆腐の生揚げ、丸餅、里芋、しんごろう(潰しごはん)などの具に串を刺し、赤みそに砂糖と薬味を練り込んだタレを付けて炭火で焼きます。
木製の容器を使用した「わっぱ飯」、また江戸時代から受 け継がれる酒造りなど、山々に囲まれた会津盆地は、良質な「農産物」や「食」に恵まれています。自然の味を生 かした風味豊かな食をお楽しみください。
磐梯山や飯豊連峰を借景としたのどかな田園風景と、 会津武家屋敷などの江戸時代を偲ばせる風景が残る 会津若松市。市のシンボルである鶴ヶ城展望層からは 会津盆地と城下町を一望でき、季節が移ろう度に様々な 自然の姿を見せてくれます。
春はアスパラガス、夏はトマト、秋は米と酒、冬は会津地鶏。季節ごとの多彩なメニューが豊富に揃います。