「駿河湾の宝石」と称される桜エビ。香りやうまみが凝集された、4~5cmほどの小さなエビです。海中では透明ですが、水揚げされるとまるで桜の花のようなピンク色をまとうため、桜エビと呼ばれています。 桜えび漁の漁業許可がおりているのは国内では静岡のみ。環境保全と生態系の維持をしっかりと行いながら、漁を営んでいるのです。
お茶はおもてなしの席はもちろんですが、日本人の日常生活に根付いています。緑色の見た目や香りは気持を和らげ、食事の味を引き立てる役割もあります。 日本一のお茶どころとして知られる静岡県。お茶づくりに適した気候風土や高い生産技術などにより、全国の茶園面積の約40%を占めています。
日本の伝統文化である短歌や俳句、浮世絵の題材にも なっている浜名湖の「遠江八景」のひとつ弁天夕照。
真っ暗な浜名湖を、船頭の巧みな舵さばきで進み、湖面 に光を当て集まるエビや蟹をモリや網で獲る伝統漁法 「たきや漁」は、大人から子供まで楽しめる体験。漁の後 に浜名湖に浮かぶ「たきや亭」で、獲れたての魚介類を 漁師の手料理で味わうことは、この上ない贅沢でしょう。
大井川が注ぎ込む駿河湾に面する焼津港では、上品な 脂と甘み、色の鮮やかさから「赤いダイヤ」と称される焼 津ミナミマグロや、皇室献上品である鰹節をはじめ、刺 身、たたきなど様々な楽しみ方があるカツオが水揚げされます。
大井川上中流域では新緑の茶園と雄大な大井川の間 を大井川鐵道のSLが走っています。川根本町の「天空 の茶産地」と称する標高500mを超える茶園では、霧の 立ち込める幻想的な風景を見ることができます。
大井川流域ならではのお茶体験 「茶の間」体験(絶 景茶園の空間での喫茶)、多様な茶の飲み比べ、日本 庭園での玉露や抹茶の茶室体験、茶農家訪問、手揉み 体験、茶娘体験、茶工場見学などができます。
「うなぎ・すっぽん養殖の発祥の地」として、 100年以上の歴史を持つ浜松・浜名湖には、 100を超えるうなぎ専門店があります。関東と 関西の真ん中に位置しているため、背開きの 関東風、腹開きの関西風といった東西のうな ぎ蒲焼きの味と文化が楽しめます。
幻の蟹「ドウマン蟹」をはじめ、遠州灘で水揚げされる魚介類は何といっても「鮮度」が一番の魅力。 新鮮な魚介類を、多種多様な調理法で味わえるのは浜松・浜名湖地域だからこそです。
奥大井 のクールジャパンアワード受賞「奥大井湖上駅」や、寸又 峡夢の吊り橋はぜひ現地で絶景体感してください。