日本茶とは、日本で生産される「緑茶」をさします。緑茶は茶葉を摘んでから発酵させずに作られ、「煎茶」をはじめ、「玉露」や「抹茶」、「番茶」、「ほうじ茶」、「玄米茶」などさまざまな種類があります。 大井川地域の各製茶工場では栽培条件や工場独自のこだわりの製法などにより、うま味・渋み・香り・水色(すいしょく)が異なる特色あるお茶が作られています。※水色(すいしょく)とは、湯飲みに抽出されたお茶の色のこと
「駿河湾の宝石」と称される桜エビ。香りやうまみが凝集された、4~5cmほどの小さなエビです。海中では透明ですが、水揚げされるとまるで桜の花のようなピンク色をまとうため、桜エビと呼ばれています。 桜えび漁の漁業許可がおりているのは国内では静岡のみ。環境保全と生態系の維持をしっかりと行いながら、漁を営んでいるのです。
お茶はおもてなしの席はもちろんですが、日本人の日常生活に根付いています。緑色の見た目や香りは気持を和らげ、食事の味を引き立てる役割もあります。 日本一のお茶どころとして知られる静岡県。お茶づくりに適した気候風土や高い生産技術などにより、全国の茶園面積の約40%を占めています。
十日町を代表する郷土料理は「へぎそば」です。つるつるとした喉越しと、しっかりした歯ごたえがあります。日本各地にはさまざまなそばが存在しますが、へぎそばの最大の特徴は、作る工程で生地を伸ばす際、つなぎに「布海苔(ふのり)」という海藻を使用する点です。そばを茹で、器に盛る際は、手を振りながら茹で上がったそばを束ねて盛り付けていきます。
雪国は長い冬に備えるため、一年中、冬を意識して生活します。雪解けととも に春に採れる山菜を春に保存し、夏に採れる野菜は夏に保存、秋はきのこを保 存……というように。保存方法は塩漬けにしたり、乾燥させたりして貯蔵しま す。そして冬が訪れると、貯蔵していたものを煮たり、炒めたり、汁物にする などして利用します。
雪国・十日町の郷土料理は、地酒との相性も抜群です。 十日町の酒蔵は規模が小さいため、地元以外にはほとんど流通しません。 ここでしか味わえない食と酒を、ぜひ十日町で堪能してください。
古くから伝わる郷土料理「しもつかれ」は、正月に食べた塩引きの鮭の頭や、節分に使った大豆などの残り物を集めて作ったサスティナブルな料理です。 しもつかれは、もともと祭礼の日の料理であり、普段の日は作りませんでした。 しかし栄養価も高いため、現代では日常でも口にする家庭料理となっています。
大田原市はとうがらしの一大産地で、生産量は日本一。「栃木三鷹(とちぎさんたか)とうがらし」ブランドとして、市の特産品に認定されています。 市内の飲食店では、栃木三鷹とうがらしを使用した「さんたからあげ」を提供する店も多く、このとうがらしの辛味とうまみをいかした店独自の味付けで、来店客の舌を楽しませています。
大田原市はかつて「大俵」と呼ばれていた米どころであり、米を原料とする日 本酒づくりも行われています。市内にある5つの酒蔵では、那須連山と八溝山 系の伏流水を仕込み水として育む、酒づくりが行われています。
会津若松の郷土料理「こづゆ」は、もともと会津藩の藩主が食べていた武家料理。干したほたての 貝柱でダシを取り、にんじんやしいたけ、きくらげ、わらび、里芋などの食材 を煮て、しょうゆベースの薄味で整えます。 会津地方では会津塗という伝統的な漆器があり、浅く作られた朱塗りの手塩皿に盛り付けます。今でも結婚式などのお祝いやおもてなしの席で出されています。