日本酒
佐久地域
長野
日本列島の中央に位置する長野県。海と接しない内陸の県で、標高2000〜3000メートル級の山々が南北にのびています。
日本は全国で酒づくりが行われ、各地域に銘酒が存在するというめずらしい国です。その中でも長野県は非常に酒蔵の数が多いことで知られています。
千曲川(ちくまがわ)の最上流地域、佐久平のある長野県東部の佐久市は米どころとして知られています。日本酒づくりに適した酒米の開発も行われ、350年以上前から酒づくりが盛んです。
佐久市は寒冷な気候風土に加え、北に浅間山、南は八ヶ岳連峰、そして千曲川が流れるなど水源が多彩です。これらの清らかな水は日本酒の主原料として使用され、それを「仕込み水」と呼びます。仕込み水は日本酒の味わいを左右するほど重要。佐久市の気候風土と豊かな水源が、個性豊かな日本酒を育んでいるのです。
この地域では13の酒蔵が点在しています。それぞれ13通りの哲学で酒づくりを行っており、多様性にあふれています。見学可能な酒蔵も多く、酒蔵めぐりも楽しいでしょう。
老舗酒蔵に滞在して日本酒づくり体験ができるという世界初のホテル(KURABITO STAY)もあり、国内外から注目されています。