例年9月中旬から下旬にかけて5万本の彼岸花が境内や梅畑を鮮やかに染め上げ、秋の訪れを象徴する絶景スポットです。見頃は一般的に1週間ほどと短め。鐘楼やお地蔵様が点在し、情緒ある風景がカメラマンに人気。赤く燃えるような曼珠沙華の海を眺めながら、秋の一日をしっとり楽しみたい人にぴったりです。
松川町の東側、部奈(べな)地域は、「集落全体を公園に」を合言葉に、豊かな自然環境や中央アルプスを望む美しい景観を楽しめる地域づくりを進めています。信州ふるさとの見える丘認定を受け、地域のあちこちには、高台の景観スポットや珍しい草花に出会える散歩道も。里山の懐かしい風景に包まれたい方におすすめです。
天竜川水系・片桐松川に農業用水の確保を目的として建設された、高さ59.2メートルの重力式コンクリートダムです。湖畔には春の若葉、夏の深緑、秋の紅葉、そして冬の雪景色と、四季折々の美しい自然が広がり、訪れる人々を魅了。周囲には整備された散策路があり、ダムの構造美や静かな湖面を眺めながら、自然の中でリフレッシュできます。野鳥観察や写真撮影スポットとしても人気があり、地元の人々や観光客に親しまれています。静かで落ち着いた雰囲気の中、季節の移ろいを感じられる癒しスポットです。
木漏れ日が優しく揺れる中で本格フレンチ全7品が味わえるユニーク体験。果樹の枝に囲まれ、南、中央アルプスを望む中、農園ガイドウォークと地産シードルでの乾杯から始まり、食材はすべて地産。完全予約制・4~11月のみ営業、ランチ11:00〜13:00、ディナーは日没30分前からスタート。予約は利用日の10日前までです。
身延山の山頂に位置する奥の院・思親閣は、日蓮聖人が故郷の両親を偲んで祈りを捧げた聖地です。標高1,153メートルにあり、ロープウェイで気軽にアクセス可能。境内からは、天候に恵まれれば雄大な富士山が正面に望め、その絶景は訪れる人の心を打ちます。自然と信仰、眺望が一体となった、身延を象徴する特別な場所です。
御廟所は、日蓮聖人が晩年を過ごし、荼毘に付された地に建つ霊域で、今も多くの信者が祈りを捧げに訪れます。深い森に囲まれた静寂な空間は、神聖で特別な気配に包まれています。一方、久遠寺の正門である三門は、江戸時代に再建された荘厳な木造建築で、高さ約21メートル。その迫力ある佇まいは、訪れる人々を非日常の世界へといざないます。
身延山久遠寺は、日蓮宗の総本山として鎌倉時代に開かれた、信仰と歴史の聖地です。杉木立の中に佇む壮麗な本堂や五重塔、287段の石段を登った先に広がる荘厳な空気は、訪れる人の心を静めます。春はしだれ桜、秋は紅葉が彩りを添え、四季折々の表情も魅力。朝のお勤めや写経体験では、日本の精神文化に触れる特別な時間が味わえます。
お椀をふせたようなシルエットが特徴的な「大室山」。山頂へは爽快な空中散歩が楽しめるリフトで向かいます。およそ1kmの噴火口を散策するお鉢めぐりでは富士山、伊豆七島、相模灘などの素晴らしい眺望が楽しめます。晴れた日には富士山を背景に記念撮影できるスポットは人気!火口には安産と縁結びの神様が祀られた「大室山浅間神社」やアーチェリーを楽しむ施設があります。毎年2月の第2日曜日には山全体を燃やしてしまう伝統行事「山焼き」が開催されて多くの観光客で賑わいます。
「大淵笹場」は富士山南麓、静岡県富士市の大淵地区にある茶園です。この場所は森に囲まれ、近隣の住宅や電柱などの人工物から切り離されています。昔ながらの景観が保持され、その風景写真は静岡県知事室や富士山静岡空港、JR東海の静岡県の告知など多くの場に使用されている、まさに日本を代表とする富士山と茶園の景勝地です。日本を代表する版画絵師・葛飾北斎が描いた富嶽三十六景の一つ「駿州片倉茶園ノ不二」という絵にもあるように、富士山の南麓は江戸時代より茶栽培の盛んな地域です。葛飾北斎は惜しくも笹場にはたどり着かなかったのですが、当時とほぼ変わらない景色がここにあります。
富士宮市の富士山本宮浅間大社では、古くから継承された祭礼が多く存在します。天正5年の「富士大宮御神事帳」には65度に及び祭礼が載っており、主なものは今に継承されています。御田植祭は大社神田の御田植を行うにあたり、富士山からほとばしる湧水への感謝と五穀豊穣を祈る祭りであり、古式ゆかしい御田植神事と早乙女による田植舞が奉納されています。