このお祭りは平成28年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。300年の歴史があり、華やかな山車と花火で秩父の夜を彩ります。起源は諸説あり、神社の女の神様(妙見菩薩=女性の神様で北斗七星の神様、養蚕の守神)と武甲山の男の神様(龍神=男の神で水の神様)が、年に一度の逢瀬を重ねたという説。もう一つは、豊作をもたらしたお水を、お山(武甲山)にお返しする祭りだという説もあります。秩父の夜が花火と色鮮やかな山車によって華やかになります。
千年前の姿をそのまま残す「田染荘」、名勝 「耶馬渓」の岩峰など、独特な風土により形成された多 彩な景観を楽しむことができます。
針葉樹と広葉樹に よる諸塚村の「モザイク林」、五ヶ瀬町の茶園の風景は 人々に癒しを与えてくれます。
煎茶の祖と呼ばれる隠元禅師が開い た萬福寺には、日本では珍しい中国様伽 藍建築が見られます。一面に広がる茶畑、山裾の農家、茶工場 や茶問屋街が一体となった景観は、宇治 独特の気候風土により生み出され、宇治茶 の歴史を織りなしてきました。宇治の景観 は、日本遺産「日本茶800年の歴史散歩」と して文化的歴史的価値が伝えらえています。
西中国山地国定公園にある「匹見峡」は、多くの奇岩や 滝など多彩な峡谷美を見せてくれます。
「中世からの箱庭都市」と呼ばれる尾道市 は、寺社仏閣が立ち並ぶ歴史的景観に、 市民の暮らしが自然と溶け込んでいます。 文豪志賀直哉が滞在した旧居や、名匠小 津安二郎監督「東京物語」のロケ地は、名 作のワンシーンとして今も変わらぬ景色を 見せてくれています。
海と山に囲まれた土地にある「田烏 の棚田」では、日本の原風景を眺めることができます。海 岸を進むごとに、変化に富んだ風景が待っています。
白馬連峰は、白馬三山(白馬岳・杓子岳・ 白馬鑓ヶ岳)をはじめ、北アルプスの3000 m級の急峻な山岳地帯が間近に迫る、美 しくも迫力の眺望です。姫川にかかる大出 (おおいで)の吊り橋から見る、茅葺き民家 と白馬連峰が一体となった景色は、白馬で も有数の絶景スポットです。
日本の伝統文化である短歌や俳句、浮世絵の題材にも なっている浜名湖の「遠江八景」のひとつ弁天夕照。
大井川上中流域では新緑の茶園と雄大な大井川の間 を大井川鐵道のSLが走っています。川根本町の「天空 の茶産地」と称する標高500mを超える茶園では、霧の 立ち込める幻想的な風景を見ることができます。